k-forumニュース・コラム

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工務店フォーラム ニュース━━━━━━

『 みんなの工務店　技術と未来 』
K-Forum ニュース No.117(2022/05/31号)
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埼玉県八潮市にある工務店フォーラムの耐震
研究所では、実際に起こった大地震を体験出
来ます。
大画面の前に設置された椅子に座り、一般的
な家の中が写っている画面の家が大きく揺れ
出すと、座っている椅子も同様に揺れ出すの
です。
先日私も震度7だった2016年の熊本大地震の
揺れを体験。想像以上の揺れで椅子の上でひ
じ掛けをしっかりと掴んでいる以外何も出来
ず、大変な恐怖を味わいました。
でも一度味わっておけば、イザその時に頭が
真っ白にはならないように思います。

_/_/_/_/_/_/_/目次↓

1. 高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
第53回は【東京都の太陽光発電義務化】です。

住まいに関わるホットな話題を、高口代表
(早稲田大学創造理工学部建築学科教授)が
解説します。

2.オンラインサロン(Zoom利用)
「現場監督養成講座」を新入社員、経験の
浅いスタッフ向けに再構成。

※社内教育に大いに役立ちます
※新入社員必見・現場監督の悩みを解決

3. 100% 地震保証の会　始動
万が一の地震で倒壊しても請負金額の100%
の補償が受けられます。

4.スタッフコラム
事務局;阿久澤 和紘

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■【1】高口教授の連載コラム「住まいのいろは」
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第53回は【東京都の太陽光発電義務化】です。

東京都は5月24日、新築建物に太陽光パネル
設置を義務かする方針をアナウンスしまし
た。これについて高口代表が解説します。

東京都の都環境審議会は、5月24日、戸建て
住宅を含む都内の新築建物に、太陽光パネル
設置を義務付ける中間答申を出しました。こ
れからパブコメ、都議会での決議と手続きが
ありますので、紆余曲折はあるでしょうが、
個人の財産権に一歩踏み込んだ内容で、今後
の脱炭素対策のあり方について、議論が一歩
進むことは間違いありません。

高口は多くの建物に太陽光等の再生可能エネ
ルギーが設置されることには賛成ですが、少
なくとも新しい制度は現状の制度の問題点を
解消する制度にすべきだと考えています。

今回の制度は、供給延床面積が2万平米以上
のハウスメーカーが対象で、建築主は規制対
象ではありません。年間約200棟以上を東京
都内で販売するメーカーで、国の住宅トップ
ランナー制度の対象企業とほぼ一致。東京都
の新築住宅の5割強が対象になるとされてい
ます。要は住宅でも高級な部類、それなりに
所得がある購買層の住宅が対象です。

現在の太陽光発電の買い取り制度では、2022
年の買い取り価格は17円/kWhに設定されてい
ますので、20円〜30円程度の電力会社の電力
単価よりも安い状況です。
太陽光発電の発電単価が17円を下回れば(太
陽光発電協会資料では13.2円)、売電も利益
が出ますが、安い電気を売って高い電気を買
うよりは、できるだけ自家消費した方が良
く、住宅用の太陽光パネルは、固定価格買い
取り制度初期の、電気を売って設ける投資か
ら、自家消費と売電を組み合わせて儲ける投
資へと変わっています。

一方で、太陽光発電への補助金は続けられて
いますので、補助金を入れることで投資とし
て魅力を作り出して成り立たせている事業です。

固定価格買い取り制度初期からの問題でもあ
りますが、特に東京に限れば、東京で戸建て
住宅を建てられる収入がある世帯に対し、補
助金と固定価格での買い取りという恩恵を与
え、投資として仕立てた制度には問題があり
ます。その負担は税金と低所得者も含めた電
気利用者が担っていました。この問題は、太
陽光パネル普及を促進して、新しい市場を作
り出すためには仕方ないとして許容されてい
たわけですが、もうそろそろ税金や賦課金に
よって成り立たせるスキームを卒業すべきだ
と思います。

東京都も国も、2050年の脱炭素、ゼロエミッ
ションを目標にしていますが、そのためには
全ての建物がネットゼロ以上である必要があ
るわけで、新築だけではなく、既築あるいは
中低所得者の住まいをどう脱炭素化していく
かが次の課題です。
東京都がやるのですから、その兆しをぜひ見
せて欲しいものです。


■【2】オンラインサロン
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「現場監督養成講座」の23編を上映しなが
ら、さらに詳しい解説を中里理事が行います。
工務店や住宅会社、設計事務所などは、意外
と若いスタッフたちを教育する場を持ててい
ないことが多いですが、この実際の現場を収
録した動画と解説で、多くの実務が学べます。

リハーサル風景です↓↓
https://youtu.be/PSPtiHTdIvw

★次回は⇒⇒第3回目;6月7日(火)15:00〜
「基礎工事編1〜3」です。

全23編を10回に分けて毎月解説し、質疑や
相談に応じます。


↓2022年度のスケジュールです。(15:00〜16:30)
第1回目(4月5日);「地鎮祭・地盤調査・仮設工事編」
第2回目(5月10日);「地盤改良工事(柱状改良&鋼管杭)編」
第3回目(6月7日);「基礎工事編1〜3」
第4回目(7月5日);「建て方編、防腐防蟻処理編、現場整理・養生・金物編」
第5回目(9月13日);「上棟式編、FRP防水・ベランダ板金・屋根工事編、上棟(中間)検査編」
第6回目(10月4日);「窓取付・防水工事編、配管・配線工事編」
第7回目(11月8日);「断熱工事編、壁・窓枠・天井工事編」
第8回目(12月6日);「外壁工事編、内装工事編」
第9回目(1月10日);「外構工事編、家具・建具造作編」
第10回目(2月14日);「完成編」

参加希望の方は(←コピペでお願いします)までご連絡ください。
開催数日前に Zoom URLを E-Mailでご連絡します。

(イベントはレコーディングを行います。
記録動画は工務店フォーラムで活用させて頂きます)

会員企業様からの参加は無料、
一般の方は3,000円/回を予定しています。


■【3】100%地震保証の会　始動
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「wallstat保証」と「大型パネル」を融合
させた新しい木造建築の在り方、それが
「100%地震保証の会」が提案するスキームです。
大型パネルの精度に加えて、wallstatに裏打
ちされた圧倒的な耐震性能を有し、なおかつ
「wallstat保証」により万が一の地震で倒壊
しても請負金額の100%の補償が受けられます。

協賛企業と提携し説明会を実施します。
・6月22日(水)8:00〜12:00 上棟見学会
13 : 00〜 説明会

お申込みはこちらから↓↓
https://jishinhosyonokai.com/lp/22-05-27/
オンライン(Zoom利用)参加費:無料
Wallstat で解析した一定以上の性能住宅に
「Wallstat 保証」が付けられます。
「Wallstat 保証」の導入には、「認定事業
者研修」の受講が必須となります。
地震保険と併用でご利用いただくことも出来ます。


■【4】スタッフコラム
(事務局;阿久澤 和紘)
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すっかり暖かくなって来たので、最近は雑草
と闘うことが多くなりました。広い場所なら
草刈り機を使って刈った草をそのままにして
乾かしたりしていますが、そうもいかない場
所は手作業で引き抜いています。膝の高さく
らいなので油断していたら、2時間程度の作
業でごみ袋8袋程度になったりしてしまいま
す。
作業の時、とりわけ草刈り機使用時には作業
着に軍手、長靴、さらに保護メガネを着用し
ています。安全上の様々な可能性を考慮して
のことです。ところが、田舎に移住したての
人や新規就農した人の中には、半そで半ズボ
ンにサンダルで作業してしまう方がいるよう
です。
かなり前から言われている大工不足ですが、
現場に人員が不足すると教える機会も減り、
先ほどの例ほど極端でなくとも事故が増える
要因にもつながります。現場の全体像を把握
する教材として、工務店フォーラムの「現場
監督養成講座」がお役に立てれば幸いです。


■編集後記
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一昨日の日曜日にカミさんと千葉県の海岸沿
いをドライブしました。目的は内房の金谷港
にある評判の魚料理店。所謂グルメ料理では
なく、庶民的なアジフライなどの魚フライと
近海で取れた魚の刺身が人気で、昼時前早め
に行っても20人位並んでいて1時間位待ちま
した。
これと言って大事な用があるわけでもないの
でゆったりとした気持ちで待ちましが、待っ
た甲斐大有りでした。値段も内容の割に安か
ったですし。ただ残念なのは、車で行くとこ
ろですので、お酒が飲めなかった事です。も
っとも、私たちだけでなく他のお客さん達も
皆飲めないわけです。そのため回転が速い店
で待ち時間が長くないのでした、笑。
(中里)

【K-Forum ニュースは、(一社)工務店フォー
ラムの代表理事から事務局スタッフまで、お
伝えしたい事や最新ニュースを<隔週火曜日
に>お届けしています。】

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〒340-0831
埼玉県八潮市南後谷480-1 耐震研究所
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